くさつ元気ルポ
夢はみるもの・かなえるもの、陽気にいこか!
秋桜(コスモス)フェスタPart-16
夢はみるもの・かなえるもの、陽気にいこか!
障がい者が地域のなかで自立した生活ができるように、そして障がいの有無にかかわらず誰もが住みやすい社会となるように・・・。「秋桜(コスモス)フェスタ」は毎年コスモスが満開を迎えるこの時期に行う同センターの野外イベントです。7月の実行委員募集から始まったこのイベント、今年は学生や社会人14名がこの日の開催に向けてがんばってきました。16回目を迎える今年のテーマは「夢はみるもの・かなえるもの、陽気にいこか!」。東日本大震災で被災された人々にも元気を届けたいと、売り上げの一部をカンパとして送るとともに義援金コーナーも設置しました。
「あなたの夢はなんですか?」「元気のもとはなに?」会場を訪れた皆さんへのインタビューに始まり、フォークコンサート・ゲーム大会・よさこいの発表とプログラムは進みます。模擬店やフリーマーケットでは「いらっしゃい」と元気なかけ声が響きます。
紙ひこうき飛ばしタイムが始まりました。各々こだわりの紙ひこうきを手に「いち・に・さーん」で青い空に向かって一斉に飛ばします。続く大学生のよさこいでは若く力強い演舞と会場の手拍子が一体となり盛り上がりは最高潮に。最後は参加者全員が輪になってジェンカを踊りました。見に来ている人も実行委員のボランティアも車イスの人も全員がひとつの輪になったのです。会場を見渡すとみんなの笑顔もつながっていました。「滋賀自立生活センターがめざす社会はこんなにあたたかいつながりなんだ」と読むよりも聞くよりもわかりやすく実感するひとときでした。
(レポート:佐村木裕美)