2019年度のキラリ助成採択団体である「まちの保健室『ちむちむ』」が、9/26(土)に今年度最初の講座を開催されました。テーマは「性暴力と子ども支援 ~寄り添うためにトラウマについて考えてみよう」で、講師は思春期保健相談士の徳永桂子さん。
参加者の年齢層は20代から60代以上まで幅広くおられました。どなたもがいろいろな形で子どもと接するお仕事をされている様子で、大変熱心に聞いておられました。
徳永さんのお話は被害を受けた子どもへの対応に関することだけでなく、子どもの相談対応をしたり、支援している方も実はストレスを抱えるということで、支援者側が心身の健康を保つことの大切さを話されました。参加者自身のストレス解消法を出し合い、支援するだけでなく自分自身も大切にすることは相談者のモデルにもなることだから良いことなのだということでした。自分自身を大切にするための時間も確保すること、そのためにもチームで対応することなど支援者側の心の健康を確保するために大変参考になるお話だと思いました。
コロナ禍において最近だいぶ緩和されてきたといっても、講座の開催も、参加することも、講師を引き受けてくださることも、それぞれに勇気が必要な中、今後の支援を考えて、あるいは支援者を支えたいと思われて…とそれぞれの立場でこの会場に来られ、それぞれの真剣な様子に心から感心しました。
ひとまちキラリ2019採択団体 まちの保健室「ちむちむ」 twitter @chimuchimu2019
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