8月8日(金)9:00~15:20 常盤学区ふるさと探検 志那町編が開催されました。 志那会館に集合したのは、小学3年生から中学生、大人、スタッフあわせて54人。 志那町前町会長で、志那町史編纂委員会の藤田さんを先頭に、「志那町の見どころ、ききどころ」などときわのええところを発見する志那町まち歩きからはじまりました
緑の田んぼを抜け平湖に面した「中之島公園」は、きれいに整備され湖面を渡る風が心地よく感じました。 平湖・柳平湖を通り、船や閘門(こうもん)といわれる水位を調節し船が通過できるようにする水門の説明をききました。昔志那は水郷地帯で志那街道以外の道はなく、田んぼに行くにもどこへ行くにも船を使っていたそうです。
閘門をすぎ次に訪れたのは、国指定文化財「木造地蔵菩薩立像(鎌倉)」が納められている蓮海寺。境内の蓮池には睡蓮の花が咲き、参加者は思い思いの場所で風景のスケッチを始めました。 じっくり座って絵をかく子ども、さっさと描き終えてトンボやセミを探すのに夢中になる子ども…悠久の歴史を少しは感じてもらえたのでしょうか? スケッチを終え志那会館に戻ると、環境・景観の変化について、志那町が行っている事業等の紹介があり、内湖の環境や景観を守るため、多くの人々が汗を流し、活動していただいていることを知りました。
「もうお昼ごはんの時間過ぎてんでー」 お母さんからスケジュール表と時計を借りて確認してくれた男の子からの鶴の一声で、昼食タイムとなりました。 志那の漁港で獲れた湖魚の佃煮を提供していただき、子どもたちも「おいし~」「いっぱい食べてんでー」と言いながらおにぎりと一緒に口いっぱいにほおばっていました。
おなかもいっぱいになったら次は、志那宗鑑翁に続けと志那を題材にした俳句を作り、つづけてビワパールを使ったストラップとブレスレット作りを行いました。 去年より今年の方が真珠の出来がいいらしく、「内湖の水質が改善されているのであろう」とのこと。内湖再生、淡水真珠の復活と地元の方々のたゆまぬ努力の結晶だと感じました。
最後は、志那町で新しく発見された史実「楠木正成公」に関わるお話を志那町史編纂委員会藤田さんからお聞きしました。9月の敬老会には、福知山から正成公の直系のご子孫でいらっしゃる美市川氏をお招きする予定だそうです。 子どもたちが誇りに思えるふるさと常盤、歴史と自然がたくさん残る志那のまちをたくさん知ることができ、また、それを守る努力をしている地元の方々の力強さを実感した一日でした。
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