志那中町では歴史と文化・生活をまとめる町誌の編さんが進んでいます。 7月31日、志那中町誌編さん委員会は松葉会の紙芝居や、草津宿街道交流館の学芸員さんのお話などのプログラムで公開講演会を開催されました。会場は4年生~6年生までの地元の小学生から大人まで幅広い年代の参加です。
常盤の松葉会は地域に伝わる民話を本だけでなく、子どもたちにもわかりやすくと紙芝居にして活動しています。この日は『穴村港と馬車』の紙芝居を披露されました。
車がなく交通手段が船や馬車だった時代のこと。志那中には穴村港があり、大津港から大勢の人が穴村港をめざしてやってきました。「穴村のもんや」の「穴村のもんもん」は、夜泣きや癇の虫に効くと評判で、親子連れでにぎわっていたそうです。港からもんやさんまでは馬車や人力車、貸し乳母車で列をなしたとか。おみやげにしょうゆを絡めた串団子が人気だった…と話が続きます。
また地元ならではの写真やお話が出てきて、地域の成り立ちや暮らしぶりを改めて知る機会となりました。「地域を知るっておもしろい。歴史を知るって新しい」と次の開催が待たれる報告会です。
志那中町誌編さん委員会は今年度、ひとまちキラリまちづくり活動助成“はじめのいっぽ”部門の採択を受け活動しています。
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