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草津ブルー
2014年8月23日
草津市の花である「青花」の栽培農家は現在市内に3軒しか残っていません。湖南農業高校では、青花の歴史を絶やさず未来へ残すため、栽培技術の継承や青花製品の普及開発に力を入れており、特に、この「あおばな染め」ともう一つ「あおばなシロップ」についての研究を重ね、地域の催しやイベントなどで販売や周知活動も行っています。事業団もその一端を担いたく、わずかではありますが助成金という形で応援しています。
「水溶性なので染物には向かない!という長年の常識のもと、誰もやろうと思わなかったあおばな染め。ほんの少し工夫することで、こんなに素晴らしい青色に染めることができます。」とは井上先生。
今後「あおばなで染める会」の活動はどんどん広がっていくことでしょう。もし機会があれば、講座に参加したり、青花染めの製品を手に取っていただきたいと思います。そして、青花をとおしてふるさと草津の良さをもう一度見直すきっかけにしていただければと思います。
ちなみに友禅染めの下絵に青花紙を使っていることは有名ですが、国指定伝統的工芸品にも指定されている石川県金沢市の加賀友禅は、「青花で下絵を描くこと」が指定の条件となっているそうです。だから青花がなくなったらタイヘン!
湖南農業「あおばなで染める会」さんの今後に目が離せません!