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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

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“志”を味方に。コミュニティ・ビジネス講座開催

2014年9月26日

9月20日(土)13:30~15:30
まちづくり、介護、子育て支援、環境など・・・。地域の困りごとを住民等が主体となってビジネスの手法で解決する「コミュニティ・ビジネス」。
その土台となる資金調達の手法について学ぶ「コミュニティ・ビジネス講座」をまちづくりセンターにて開催しました。

参加者は約60名。草津市在住の方はもちろん、市外から参加の方もいらっしゃいました。

講師にお招きしたのは、NPOマネジメントラボ代表の山元圭太さんです。


山元さんは草津市出身。草津で育ったご自分の幼い頃のエピソードも交えながら自己紹介してくださったあと、NPOマネジメントラボ以前に所属されていた「かものはしプロジェクト」についてもお話いただきました。
発展途上国の児童買春問題の解決などをミッションに掲げる「かものはしプロジェクト」の日本事業統括マネージャーとして、主に資金基盤づくりと組織基盤づくりに従事してこられた山元さん。


ここの取り組みのなかで実践されてきた「5W1H」の手法と「ペルソナマーケティング」の手法が、自分の思いに共感してくれる応援団やファンからの資金ならぬ“志金”集めの鍵になるとのこと。


これらの手法について、住みよさランキングでの指標から分析できる少子化問題や待機児童問題、急速なスピードで進んでいくと想定される高齢化問題など、草津市の現状を踏まえながら説明いただきました。

初めて耳にする手法に、興味津々な様子で聴かれている皆さん。


自分はこのまちで何がしたいのか?
いつ?誰から?どうやって?何のために“志金”を集めるのか?

参加者の皆さんのなかには、現在NPOやボランティア活動をされている方、これからコミュニティ・ビジネスをやってみようと思われている方、もしくはすでに実践している方もいらっしゃいました。
自分のこれまでの活動をいま一度振り返り、“志金”集めには揺るがない明確な目的意思が必要であること、そしてむやみやたらに集めるのではなく、覚悟が必要であるということを感じてもらえたのではないかと思います。

また、山元さんのお話の後には、草津市産業労政課の島川さんより、草津市の「コミュニティ・ビジネス育成費補助金」について説明いただきました。


今年度より実施されている補助金事業であり、コミュニティ・ビジネスの試行的な「チャレンジ事業」、本格的な「立ち上げ事業」に対し、それぞれ補助金を助成するというものです。

草津市ではまだなじみの薄い「コミュニティ・ビジネス」・・・。
この先、多様化していく地域課題に対して確実に必要になってくる取り組みのひとつと言えます。

単なるお金儲けではなく、人とのつながりの輪をうみだし、人の温かさを感じられる活動を通じて課題を解決していき、地域のつながりを強いものにしていく。
いわば地域に還元されていく“志金”が私たちのまちにたくさんうまれるよう、草津市コミュニティ事業団は、今後も草津市と連携・協力のもと、地域でのコミュニティ・ビジネス活動の推進・支援をおこなっていきます。


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