団体インタビュー
人・モノ・コトと学校をつなぐ
中谷緑郎さん(矢倉小ボランティア) 山本悦子さん(矢倉小地域コーディネーター)
大人たちの出番
虫かごのダンゴムシ
「昨日も校内倉庫で農機具の整理です」と中谷さん。砂場の砂が固まって使えないと聞くと地元のメンバーと一緒に耕運機で掘り返します。農業収穫体験では授業の日までに土を耕し、授業での作業がしやすいよう日ごろの草刈りや水・肥料やりも欠かせません。
メンバーには長年、田んぼや畑仕事をやってきた人や竹細工名人など、それぞれの達人たちが揃っているのだとか。
いつものように畑の作業をしていた中谷さん。虫カゴと網を手に、今にも泣きそうな生徒に出会いました。どうやら虫を捕まえて観察する授業で一匹も見つけられない様子。
どれ、と一緒に探し始めた中谷さん。「石をどけるとダンゴムシがいてね。虫かごに入れて嬉しそうに行きました。今でもあの笑顔を覚えてます。ちっちゃなことだけど、学校にいるからこそできた経験やと思います」