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まちサポくさつ (公財)草津市コミュニティ事業団

団体インタビュー

大切だからこそ、楽しく続ける防災

グリーンハイツ北町自主防災隊

火災警報器

GH北町1  設置が義務化される前から町内会で呼びかけ、高齢などで取り付けが難しい家には自主防災隊が代わりに取り付けました。まとめて購入することで安価になるとともに、忘れがちな電池の交換時期も町内会で把握できるから安心。「○○さん、今年が交換時期ですよ」

何かあったらここに連絡

 災害時の要援護者の一覧や、万が一の際の連絡先は役員個人が保管するのでなく、保管する場所を町内で決め、“いざ”という時には必要な者が見ることができるようにしています。役員が留守だったり、役員自身に何かある場合だってあります。「おかしい!」と近所からの相談を受け、緊急連絡先である家族に連絡して救助できたことも。「個人情報は守秘義務をしっかり守りながらも、何かあったときには誰もが使うことができる体制づくりが大切」との姿勢で町内みんなでルールを定めています。

緊急連絡網の訓練

GH北町2  住民にいち早く連絡するための緊急連絡網をつくっています。連絡先の確認も兼ねて年に一回は全世帯対象に訓練で連絡を回します。今度は留守宅が多くなる昼間にも訓練してみるとか。

道草を食う!? 防災フェスティバル

“もしもの時”にこそ活きてくるのが日ごろからのつながり。夏まつりの他にも、春には桜まつり、秋には防災フェスティバルと意識的に住民同士が顔を合わせる機会をつくっています。大切なのは顔を合わせる、つまり参加してもらうこと。だから防災フェスティバルにも工夫があります。防災の啓発や訓練の他に、大声コンテストや道草を食う企画もあります。道草を食う?もちろん「寄り道をする」意味ではありません。非常時にでも食べることができる身近にある植物や魚を知るため、実際に調理して食べてみます。本当に道草を食うわけです。

「防災フェスティバルは楽しむことを第一にしているので参加者も多いんです。みんなに出てきてもらう機会とするには、参加者だけでなく企画する側も楽しくないと続きません。住民同士のつながりを普段からつくっておくことは、防災機能を維持するうえでとても大切なことですね」。
遊び心を大切に、楽しみながら、まちのつながりを育むグリーンハイツ北町です。

グリーンハイツ北町自主防災隊
矢原 功さんにインタビュー

取材・掲載

コミュニティくさつ106号 2015.9月
「“もしもの備え” ~やってみなけりゃ、わからない。~」より

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