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とんだご近所さんが越してきましたね。この泥棒が改心してくれていることを祈るとしましょう。さて、街の「防犯力・防災力」に関心を持つ人は多いですね。多くの人が関心を持ち、おそらく地域でも優先度の高い項目として「子どもの見守り活動」「青少年パトロール」など日々活動されていると思います。それらの活動がどれほどの効果をあげているのか、その力をはかり知れないところが難しいところです。
そこで興味深いデータをご紹介。警視庁が実際に空き巣の逮捕者に面接した結果です。色々なデータがあるものです。
Q.(空き巣に入ろうとして)あきらめるのはどんな時?
近所の人に声をかけられたり、じろじろ見られた 63%
ドアや窓に補助鍵が付いていた 34%
犬を飼っていた 31%
機械警備システムが付いていた 31%
窓に頑丈な面格子が付いていた 23%
防犯ビデオカメラが付いていた 23%
パトロール中の警官にあった 20%
犬を飼ったり、家の防犯グッズは各家庭での対策、つまり「自分の身は自分で守る」わけです。自助と言ったりします。もちろん警官のパトロールは、公の仕事、「公助」ですね。そして注目すべきは一位の「近所の人に声をかけられた」です。ダントツです。つまり「地域の目」なんですね。声かけや自然な挨拶に現れる横のつながりは、深まれば深まるほど強くなる自然のセキュリティ、街の潜在力です。こうして見ると、泥棒のつぶやきもナットクです。
残酷な凶悪犯罪があると「その街のコミュニティはどうだったのか」とよく報道されます。街のスキをつくのが犯罪心理であれば、その犯罪心理を撃退するのも街の力です。エンドレスともいえる対峙だからこそ、自然な形で街の力を育んでいきたいものですね。なにも難しくありません。「こんにちはー」あなたのその一言が街の力となり、明日のあなたや大切な人を被害から守ってくれるかもしれません。
そう。これって、みんなの問題。
データ
*高知市住まいのガイド
http://www.city.kochi.kochi.jp/deeps/17/1715/sumai/gd_1_07_arata.html
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