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世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、慣れ親しんできた日常を大きく変え、地域での活動にも影響を与えました。密を避けるため、地域の清掃や夏祭りを取りやめた町内会も多いようです。イベントや行事ばかりではありません。例えば会議。コロナの影響で総会を開けなかったり、初めて書面による総会を行った町内会もあります。そう、皆で意見を出し合いモノゴトを決定していく町内会活動にとって、会議とは重要なものです。これからは「withコロナ」で会議のもち方や意思決定の仕方というものを見直す時期にきているのかもしれません。いやこれは、コロナに限ったことではなく、災害などの非常時にも通じる話でしょう。
もう少し前向きに捉えることもできそうです。例えば、このお話のように(本当の)リモートによる会議ならば、みんなが必ずしも同じ場所に集まる必要はありません。その時間、その場所に来られない人でもリモートでなら参加できる人もいるでしょう。時間や場所を気にせず参加できる機会が増えるので、若い人たちの意見も大いに期待したいところです。会議に参加できる人が増えるほどアイデアは広がり、町内会活動に関わる人が増え、その関わり方自体も柔軟になってくるでしょう。担い手や後継者不足、負担の集中、事業のマンネリ化…と人口減少や高齢化が引き起こす問題に悩む町内会も少なくありません。ここは一つ、逆転の発想でチャレンジしていくのも “あり” かもしれませんね。
これってやっぱり、みんなの問題。 |
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