団体インタビュー
その森には“三匹のおっさん”がいた
―平均寿命も延びた現在、六十歳を『おじいちゃん』の範疇に入れられるのは違和感がある。まだまだ、おっさんということにしておいてほしいと葛藤している亭主の心情も知らずに還暦祝いの話などする妻に、清一は不機嫌になって黙り込んだ―
「三匹のおっさん」(有川 浩 著)の一節です。
定年まで待てない人必見! おやじがかっこいい~街
かがやきの丘 おやじの会
退職してからの地域デビューは、なかなか大変。特に男性は地域とつながるきっかけがなくて難しいようです。新しい住宅地で若いパパたちの心をくすぐりながら、地域とのつながりや仲間づくりを目指すユニークな取り組みをご紹介します。
定年後はなんでも遊びの延長
草津でホタルを楽しむ会
私の実家は東京のど真ん中、新宿です。今では近くに東京都庁が建っています。子どものころは新宿にもホタルが飛んでいたんですよ。
近くには浄水場があって、そこから用水路も流れてた。トンボやヤゴを捕まえて遊んだし、富士山や丹沢の山だって見えたんです。空が広かった。その後の高度成長で山が見えなくなった。ビルが建って空も切り取られちゃいました。
いつか、この池にホタルを飛ばそう!
ホタルが飛ぶ水辺つくり
浅池の水辺づくりに「草津でホタルを楽しむ会」の面々と一緒に汗を流す中に、地元の人がいます。元JR職員の薮内博文さん。現役時代は列車の車掌として、西へ東へと忙しい日々でしたが「乗客とのふれあいが楽しくて、毎日やりがいを感じて仕事をしていました。元々が“しゃべり”なもんやから、私の車内アナウンスは『おもろい』いうて人気がありました」というとおり、人懐っこい笑顔と笑いの絶えない語り口です。
みんなで食卓を囲む そんな当たり前のことが難しい時代だから
小規模多機能型居宅介護事業所 心
食事が楽しくできることは生きる力、喜びです。だからいつまでも食事は楽しくありたい。みんなで食卓を囲む雰囲気から生まれる笑顔と笑い声。そんな当たり前なことが難しい時代です。でもここには、そんなことに真剣に心を配る人たちがいました。